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米アナログ・デバイセズ、加州工場閉鎖延期へ 半導体の需給逼迫で

ロイター / 2021年2月18日 17時55分

[17日 ロイター] - 米半導体メーカー、アナログ・デバイセズ(ADI)のビンセント・ロシュ最高経営責任者(CEO)は17日、半導体の需給が逼迫していることを踏まえ、カリフォルニア州の工場閉鎖を延期する考えを明らかにした。決算発表後にロイターのインタビューに応じた。

ADIはこれまで、自動車向け半導体を製造するカリフォルニア州の工場を2020/21年度(20年11月─21年10月)中に閉鎖する方針を示し、昨年12月には同工場の従業員255人を2月19日までに解雇すると州当局に伝えていた。

ロシュ氏はロイターに対し17日、需給逼迫が10月まで続く可能性があることを踏まえ、工場閉鎖を延期する考えを示した。

「供給の穴を埋められるよう、やや長く工場を維持する公算が大きい」と述べた。その上で「大筋では年度末までに閉鎖する方向だ」と続けた。

10月までにカリフォルニア工場をワシントンの工場に統合するほうが費用対効果が高いとの考えは変わっていないが、需要動向などを踏まえて見直す可能性もあると指摘。「需要が一段と高まれば、話は別だ。必要に応じて適応する」と語った。

第1・四半期(11─1月)決算は売上高が20%増の15億6000万ドル、調整後の1株利益が1.44ドルとなり、それぞれアナリスト予想の15億1000万ドルと1.32ドルを上回った。

*写真を削除し再送します。

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