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米、アストラ製ワクチン「貸出」計画 メキシコ・加に=関係筋

ロイター / 2021年3月19日 4時9分

[ワシントン 18日 ロイター] - 米バイデン政権が未使用分の英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン約400万回分をメキシコとカナダに供給する計画だと、米政府高官が18日明らかにした。数日中に正式発表される見通し。

供給は貸出契約に基づき実施され、メキシコとカナダは後に米国にワクチンを供給することで「返済」する。メキシコは250万回分、カナダは150万回分のワクチンを受け取る計画。

高官によると、両国とのワクチン共有によって、5月末までに米国内全成人への接種を目指すバイデン大統領の目標に影響は出ない見通し。

また、現時点で2国以外とワクチンを共有する計画はないという。

ホワイトハウスのサキ報道官は、メキシコ・カナダにワクチンを供給する計画を確認。「最終的な取りまとめはまだだが、それに向かっている」と述べた。

米国でまだ承認されていないアストラゼネカ製ワクチン数千万回分が同国の製造施設に保管されているとの情報が伝わる中、他国からワクチン共有を求める圧力が強まっている。

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