気候変動対策でより強力なコミットメント必要、米中が見解で一致
ロイター / 2021年4月19日 7時16分
中国と米国は、今年終盤に行われる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の前に、より強力な対策へのコミットメントが必要との見解で一致した。両国が4月18日、共同声明を発表した。1月、北京で撮影(2021年 ロイター/Tingshu Wang)
[上海/ワシントン 18日 ロイター] - 中国と米国は、今年終盤に行われる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の前に、より強力な対策へのコミットメントが必要との見解で一致した。両国が18日、共同声明を発表した。
中国生態環境省によると、声明は気候変動担当特使である解振華氏と米国のケリー大統領特使の15─16日の会談を受けたもの。
共同声明は「米国と中国は、気候危機に対処するため互いに、また他の国々と協力することにコミットしている」とし、パリ協定に基づく気温上昇抑制に向けた排出量削減で「2020年代の具体的な行動」に関する議論を継続するとした。
両国は、エネルギー貯蔵、炭素回収、水素を含む具体的な排出削減行動について議論することで合意。途上国が低炭素エネルギーにシフトするための資金調達の最大化に向け行動を取ると表明した。
ケリー特使は14日に上海に到着。バイデン米政権発足後では初の高官による訪中となった。米中は3月に米アラスカ州で行った高官級協議では激しい応酬を繰り広げていた。
米国はバイデン政権下でパリ協定への復帰を果たしており、同盟国の信頼回復に向け、排出削減に関する新たな方針を近く打ち出す見通しだ。
グリーンピースのシニア気候アドバイザー、Li Shuo氏は、上海協議の「機運」に乗じて、中国が米国の新たな取り組みに応じた独自の対応を近く取る可能性があるとし、「今回の声明は、政治的に可能な限り前向きなものだ。この問題で(米中が)協力するという非常に明確なメッセージを送っている。上海での協議前には、このようなメッセージは想定できなかった」と述べた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1ダミー会社でポケベル製造 イスラエル、米紙報道
共同通信 / 2024年9月19日 21時1分
-
2共和党知事候補「私は黒人ナチ」 トランプ氏痛手、大統領選激戦州
共同通信 / 2024年9月20日 8時34分
-
3深層韓国 〝サムスン凋落〟の日 半導体は「歩留まりの悪さ」で米大手から見放され…TSMCに受注競争で敗北 囁かれる「韓国こける」の現実味
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月20日 6時30分
-
4《深セン市で襲撃された10歳男児が死亡》「私の子が何か間違ったことをしたの?」凄惨な犯行現場、亡くなった男の子は「日中ハーフ」と中華系メディアが報道
NEWSポストセブン / 2024年9月19日 18時5分
-
5NYダウ、史上最高値を更新 初の4万2000ドル台
日テレNEWS NNN / 2024年9月20日 7時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください