中国アント・グループへの罰金、7億ドル程度に引き下げも＝関係筋

４月１８日、中国の規制当局はフィンテック大手アント・グループに対する罰金について、当初予定していた１０億ドル超から約５０億元（７億２８００万ドル）に引き下げる見通しであることが分かった。写真は同グループのロゴ。烏鎮で２０２０年１１月撮影（２０２３年　ロイター/Aly Song）

[香港 １８日 ロイター] - 中国の規制当局はフィンテック大手アント・グループに対する罰金について、当初予定していた１０億ドル超から約５０億元（７億２８００万ドル）に引き下げる見通しであることが分かった。複数の関係筋が明らかにした。

数カ月以内に発表される見込みという。

中国人民銀行（中央銀行）、アントからは今のところコメントを得られていない。

罰金支払いによりアント・グループは金融持ち株会社免許の取得、成長追求、最終的には上場計画復活に向けた道が開かれそうだ。

ただ、罰金額はまだ変更される可能性もあるという。

関係筋によると、当局はまた、罰金理由に関する文言を和らげることも検討。「無秩序な資本拡大」に関する違反疑惑に焦点が当てられる見通しだったが、適切なライセンスを持たないままの特定事業運営と財務リスクを挙げる予定だという。