ＦＲＢ、11月利上げの可能性低い＝ゴールドマン

　ゴールドマン・サックスのストラテジストは１６日、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が１０月３１日─１１月１日に開催する連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で利上げする可能性は低いとの見方を示した。写真はＦＲＢの建物。２０２２年６月ワシントンで撮影（２０２３年　ロイター/Sarah Silbiger）

[１６日 ロイター] - ゴールドマン・サックスのストラテジストは１６日、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が１０月３１日─１１月１日に開催する連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で利上げする可能性は低いとの見方を示した。また、９月１９─２０日のＦＯＭＣでの経済見通し引き上げを予想した。

１１月については労働市場のさらなるリバランスやインフレに関するニュース改善などが利上げ見送りの要因になると指摘。

一方、今月２０日に示される最新の金利・経済見通し（ドットチャート）は「当面の柔軟性を維持するためだけだとしても、１０対９の僅差であと１回の利上げを依然として織り込んでいる」ことを示すという。

また、米経済の底堅さを反映し２０２３年の成長率見通しを１％から２．１％に引き上げる可能性があるとした。

２３年の失業率見通しは０．２％ポイント引き下げ３．９％、コアインフレ率見通しは０．４％ポイント引き下げ３．５％とすると予想した。

インフレ鈍化が続けば、来年は「緩やかな」利下げが実施される可能性があると見通した。