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米債ETFに多額の資金流入、相場下落でも手軽さなど人気

ロイター / 2023年10月18日 10時56分

今年は米国債価格が大幅下落しているにもかかわらず、米国の債券に投資する上場投資信託(ETF)に多額の資金が流入している。写真は7月26日、ニューヨーク証券取引所で撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

Suzanne McGee

[17日 ロイター] - 今年は米国債価格が大幅下落しているにもかかわらず、米国の債券に投資する上場投資信託(ETF)に多額の資金が流入している。

モーニングスターのデータによると、米国最大の債券ETF、「iシェアーズ20+米国債ETF」には年初から正味179億ドルが流入した。同ETFの規模は年初からほぼ倍増して410億ドルに達し、流入額で見て今年3番目に人気のETFとなっている。

米国債の底値が近いとの見方から買っている投資家もいるかもしれないが、アナリストや市場参加者によると、債券への投資配分を増やす低コストの手段としてETFを買う投資家が主流だという。

プロキュアAMのボブ・タル社長は「多くの機関投資家や年金基金、ファミリーオフィスなどは債券への投資配分に一定の長期目標を課せられている。目標を達成する一番簡単な方法がETFを使うことだ」と説明した。

米連邦準備理事会(FRB)の利上げによって米国債価格は大幅下落し、モーニングスターのデータを見ると「TLT ETF」など米国債に投資するETFは3年連続で損失を出している。

従来主流だったミューチュアルファンドから、手数料が低く流動性の高いETFに投資家がシフトする長期的な流れも、債券ETFの追い風となっている。

アナリストはまた、FRBがあと1回追加利上げを行うと予想される中、相場の波乱を警戒する投資家がETFに引かれている面もあるかもしれないと指摘している。ETFは株式のように取引できるため、ミューチュアルファンドに比べて素早く簡単に投資額を調節できるからだ。

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