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サウジアラムコ、数週間で増産可能 消費は過去最高見込む

ロイター / 2023年10月18日 12時22分

 10月17日、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコのナサール最高経営責任者(CEO、写真)は、世界の石油消費量が年末までに過去最高を更新する見通しであることを踏まえ、同社は数週間以内に生産を拡大できると述べた。写真はカナダのカルガリーで9月撮影(2023年 ロイター/Kevin Udahl)

[ロンドン 17日 ロイター] - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコのナサール最高経営責任者(CEO)は17日、世界の石油消費量が年末までに過去最高を更新する見通しであることを踏まえ、同社は数週間以内に生産を拡大できると述べた。

ナサール氏はロンドンで行われたエネルギーフォーラムで、世界の石油消費は今年後半に日量1億0300万バレルに増加すると見込まれると述べた。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は、市場の安定維持ための先制的措置として昨年から協調減産を行っている。

OPECの盟主サウジは11月から年末まで日量100万バレルの自主的減産を継続し、以降の生産方針は11月に決定する方針。

ナサール氏は、サウジアラムコは現在、世界需要の約3%に相当する日量300万バレルの余剰生産能力があると説明。また、石油生産能力を現在の日量1200万バレルから27年までに1300万バレルに拡大する計画は順調に進んでいると述べた。

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