ツバキ・ナカシマ、アドバンテッジと提携 150億円を調達

Shinichi Uchida

［東京　１８日　ロイター］ - 精密部品メーカーのツバキ・ナカシマは１８日、アドバンテッジアドバイザーズ（東京都港区）と提携すると発表した。アドバンテッジの成長支援投資事業組合に無担保転換社債型新株予約権付社債（ＣＢ）などを割り当て約１５０億円を調達する。資金調達後は同組合が持ち株比率３２．１０％の筆頭株主となる見込み。

提携するのはプライベートエクイティのアドバンテッジパートナーズのグループ企業で、経営陣と一体となって企業価値向上に取り組む投資戦略を担当している。ツバキ・ナカシマは調達資金を使って設備投資を行い、不採算製品の見直しや米国事業の立て直しなどを進める。

ツバキ・ナカシマは２００７年に経営陣や従業員が参加する買収（ＭＥＢＯ）を実施し、上場廃止となった。米カーライル・グループ傘下で収益向上を進め、２０１５年に株式を再上場した。