中東紛争、欧州経済の課題になる可能性─ギリシャ中銀総裁＝ＦＴ

１０月１８日、 欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁（写真）はイスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突について、エネルギー市場の混乱や難民の流入など、欧州経済の新たな課題になる可能性があるとの認識を示した。アテネで１１日撮影（２０２３年　ロイター/Louisa Gouliamaki）

［１８日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は１８日、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突について、エネルギー市場の混乱や難民の流入など、欧州経済の新たな課題になる可能性があるとの認識を示した。

総裁は英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）に、ユーロ圏は引き続きエネルギーの純輸入国であり、軍事衝突が「問題になれば、スタグフレーション的な影響が及ぶ可能性が高い」と発言。中東の混乱は追加の金融引き締めを見送る論拠になるとの認識を示した。