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FRB、当面制約的な政策必要 インフレ抑制で=NY連銀総裁

ロイター / 2023年10月19日 4時9分

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、インフレ率をFRBの目標である2%に戻すためには、政策金利を当面、高水準で維持する必要があると述べた。2019年、ニューヨークで撮影(2023年 ロイター/Carlo Allegri)

Michael S. Derby

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は18日、インフレ率を連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に戻すためには、政策金利を当面、高水準で維持する必要があると述べた。

クイーンズ・カレッジで行われた講演で、インフレ率を抑制するためには「当面、制約的な政策スタンスを維持する必要がある」と指摘。FRBはインフレ率を鈍化させてきたが、まだ道半ばだとした。

その上で「金利の今後どのような道筋をたどるか語ることはできない」としながらも、短期的にも長期的にも、金利動向はデータに左右されると指摘。「FRBがインフレ目標を達成したと勝利宣言をするつもりはないが、物価上昇圧力は正しい方向に向かっている」とし、インフレ率が望ましい水準に戻るまで粘り強く対応すると語った。

同時に、インフレ圧力の緩和に伴い「ある時点で利下げに転じることは理にかなうと述べた。

このほか、最近見られている混乱を踏まえても、新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)前のような低インフレ環境にいずれは戻ると確信しているると述べた。

FRBは9月19─20日の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%で据え置いた。ただタカ派的なスタンスを強め、年内の追加利上げを想定。金融政策は2024年を通して従来の予想より大幅に引き締まった水準にとどまるとの見方を示した。

年内は10月31日─11月1日と、12月12─13日にFOMCが予定されている。

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