原油先物2％高、米原油在庫の大幅減や中東情勢の緊迫化で

米国時間の原油先物は約２％上昇し、２週間ぶりの高値を付けた。２０１８年、テキサス州で撮影（２０２３年　ロイター/Nick Oxford/File Photo）

Scott DiSavino

[ニューヨーク １８日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約２％上昇し、２週間ぶりの高値を付けた。米原油在庫が予想以上に減少したほか、イランがイスラム協力機構（ＯＩＣ）加盟国に対し、イスラエルに対する石油禁輸などの制裁措置を取るよう呼びかけたことを受け、供給懸念が高まった。

清算値は、北海ブレント先物が１．６０ドル（１．８％）上昇の１バレル＝９１．５０ドル。一方、米ＷＴＩ先物は１．６６ドル（１．９％）上昇の８８．３２ドル。一時１バレル＝３ドル超上昇する場面もあった。

米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した１３日までの１週間の週間在庫統計では、米原油在庫が約４５０万バレル減と、市場予想の３０万バレル減を大きく上回って減少した。