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EU、「バーゼル3」最終規則の中核部分適用を1年延期

ロイター / 2024年6月18日 20時2分

欧州連合(EU)欧州委員会のマクギネス委員(金融サービス)は18日、国際的な銀行の新たな資本規制「バーゼル3」最終規則の中核部分の適用を1年遅らせ2026年1月にすると発表した。EU本部で昨年3月撮影。(2024年 ロイター/Johanna Geron/File Photo)

Huw Jones

[ロンドン 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のマクギネス委員(金融サービス)は18日、国際的な銀行の新たな資本規制「バーゼル3」最終規則の中核部分の適用を1年遅らせ2026年1月にすると発表した。米国の銀行との公平な環境を確保するのが目的。

EUでは25年1月に最終規則の適用を予定していたが、トレーディング勘定の抜本的改定(FRTB)というトレーディング勘定における市場リスクのカバーに関する規定の適用を1年延期する。それ以外は予定通り適用する。

マクギネス委員はFRTBについて、米国が25年7月という適用期限を守れないことが明らかになり「米国での適用が26年1月1日までに実現する可能性は極めて低くなっている」と述べた。1年の延期は、欧州の大手銀行のために公平な競争環境を確保することになると説明した。

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