米金利は徐々に低下へ、インフレ圧力緩和受け=NY連銀総裁
ロイター / 2024年6月19日 1時44分
Michael S. Derby
[18日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は18日、米国の政策金利は徐々に低下していくと述べた。ただ連邦準備理事会(FRB)が利下げに着手する時期については明言を避けた。
ウィリアムズ総裁はFOXビジネスのインタビューで「インフレ率が目標とする2%に戻りつつあることに加え、経済が極めて力強い持続可能な道を進んでいることを反映し、金利は向こう2、3年(the next couple of years)かけて徐々に低下していく」と述べた。
市場で出ている9月利下げ観測にFRBは沿うかとの質問に対しては、政策の正確な道筋を巡る「予測を示すつもりはない」と回答。「経済指標がどう推移するかによる」とし、金融緩和に向け「正しい方向に進んでいる」と述べるにとどめた。
その上で、FRBの最も重要な責務はインフレ率を確実に2%に戻すことだと言及。インフレ率を3%前後で推移させることをFRBが容認するという考えを否定した。
労働市場については、経済指標で、全体的に依然として極めて堅調だが、採用が若干減速していることが示されていると指摘。雇用統計の一部が「誇張」されている可能性はあるとの認識を示しながらも、確認するには時間がかかると述べた。
ウィリアムズ総裁のこの日の発言は、先週の連邦公開市場委員会(FOMC)以降で初めて。FRBは同FOMCで金利据え置きを決定。同時に発表した金利・経済見通しでは、年内に1回の0.25%ポイントの利下げが実施されるとの見通しが示された。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1AGC、3期連続下方修正で「過去最悪赤字」の言い分 事業の多角化を進めても業績はなお不安定
東洋経済オンライン / 2024年9月27日 8時0分
-
2「石破新政権誕生」で、日本株は停滞しかねない 「日本経済への疑念」は簡単に収まりそうにない
東洋経済オンライン / 2024年9月27日 22時0分
-
3米メタに145億円制裁金 アイルランド、データ保護違反
共同通信 / 2024年9月27日 23時22分
-
42年半で5割値上げ「うまい棒」それでも愛される訳 価格アップで見えた、消費者との「信頼の貯金」
東洋経済オンライン / 2024年9月27日 19時30分
-
5《ぼったくりと批判殺到》京都・嵐山の人気カフェから「転売シャトレーゼ」が消えた 店員は「品薄で入ってこない」と説明
NEWSポストセブン / 2024年9月24日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください