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FRB、年内利下げ開始適切 インフレ低下の兆し=クーグラー理事

ロイター / 2024年6月19日 4時27分

米連邦準備理事会(FRB)のクーグラー理事(写真)は18日、インフレ低下の兆しが出ているとの認識を示し、インフレ率は現時点でなお高すぎるものの、経済情勢が「正しい方向」に進み続ける限り、年内の利下げ開始が適切になると述べた。2023年6月撮影(2024年 ロイター/Jonathan Ernst)

Dan Burns Ann Saphir

[18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクーグラー理事は18日、インフレ低下の兆しが出ているとの認識を示し、インフレ率は現時点でなお高すぎるものの、経済情勢が「正しい方向」に進み続ける限り、年内の利下げ開始が適切になると述べた。

クーグラー理事は「インフレについて楽観的な見方ができるいくつかの理由」と題する講演で、インフレ率をFRBが目標とする2%に戻すには一段の進展が必要としながらも、「経済情勢は正しい方向に向かっている」と指摘。「経済が自分自身の予想通りに進展すれば、年内に金融緩和を開始するのが適切になる可能性が高い」と述べた。

物価情勢について「現時点でインフレ率はなお高すぎる」としながらも、「全体的な進展に勇気付けられている」とし、経済指標を踏まえ、FRBが掲げる2%のインフレ目標達成に向け順調に前進していると「慎重ながらも楽観的」に構えていると語った。

インフレに関する自身の楽観的な見方を裏付ける要因として、インフレ期待の安定化などを挙げた。

また、人工知能(AI)関連の投資が拡大していることなどで、生産性が引き続き向上する可能性があるとも指摘。労働市場はより良好な均衡に向かっているとの認識を示した。    

この日に発表された5月の小売売上高(季節調整済み)の伸びが予想を下回ったことについては「消費支出の減速を示す新たな兆候」と述べた。

また、FRBの2つの責務の双方に依然としてリスクが残っており、これまでのインフレ対策での進展を犠牲にしないよう利下げを進める前に注意する必要があるとの見解を表明。FRBが7月の次回会合でなぜ利下げすべきでないのかとの質問に対し、インフレ対策でこれまで達成された「大きな進展」を危険にさらすことはないと政策当局者が「確信する必要がある」とした。

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