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FRBは「忍耐強く」なれる、数カ月の指標見極め必要=米ダラス連銀総裁

ロイター / 2024年6月19日 5時6分

米ダラス地区連銀のローガン総裁(写真)は18日、インフレが鈍化していることを示す最近のデータは「歓迎すべきニュース」だが、米連邦準備理事会(FRB)は金利政策に関して忍耐強く対応できると述べた。2023年10月撮影(2024年 ロイター/Ann Saphir)

[オースティン(米テキサス州) 18日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は18日、インフレが鈍化していることを示す最近のデータは「歓迎すべきニュース」だが、米連邦準備理事会(FRB)は金利政策に関して忍耐強く対応できると述べた。

ローガン氏は「インフレ率2%回帰見通しに本当に自信を持つには、あと数カ月分のデータを見る必要がある」と指摘。「われわれはデータを観察し、忍耐強くいられる柔軟な立場にある」と述べた。

FRBの利下げ時期や利下げ幅については明言しなかったが、「数カ月」の良好なデータに言及したことから、早ければ9月にも利下げに踏み切る可能性があることを示唆した。

一方、世界中の地政学的リスクがインフレ上昇圧力につながる可能性も指摘。サプライチェーンの問題も懸念事項だとした上で、「インフレには依然として複数の上振れリスクがあり、注意する必要がある」と述べた。コロナ禍以降の構造的変化により、金利はパンデミック(世界的な大流行)前の低水準には戻らない可能性が高いとも述べた。

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