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英賃金上昇率、3─5月は前年比5.7%に鈍化 なお高水準

ロイター / 2024年7月18日 17時18分

 7月18日 英国立統計局(ONS)が18日発表した3─5月の賃金上昇率はボーナスを除くベースで前年同期比5.7%と、2─4月の6.0%から鈍化し、市場予想と一致した。写真は2023年10月、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/Susannah Ireland)

[ロンドン 18日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が18日発表した3─5月の賃金上昇率はボーナスを除くベースで前年同期比5.7%と、2─4月の6.0%から鈍化し、市場予想と一致した。2022年夏以来の低い伸び。

ただ、イングランド銀行(中央銀行、BOE)の2%インフレ目標の持続的な達成にはなお高すぎると通常考えられる水準にとどまった。

ボーナスを含む賃金上昇率も5.7%となり、2─4月の5.9%から鈍化し、予想と一致した。 

中銀は金融政策委員会の次回会合を2週間後の8月1日に控える。17日発表の消費者物価指数(CPI)上昇率が予想を上回ったことを受け、市場が織り込む利下げ確率は約33%となった。

賃金統計発表後のポンドと金利先物は小動き。

KPMG・UKのチーフエコノミスト、ヤエル・セルフィン氏は「賃金上昇率の緩やかな鈍化は8月の利下げを期待している向きにとって一定の好材料となったが、ボーナスを除くベースで5.7%では、中銀が8月に利下げを実施するというリスクを冒したくないと考えるかもしれない。労働市場が十分に沈静化するのを待つかもしれない」と述べた。

ONSは9月に予定していた新方式の労働力調査への移行を延期することも明らかにした。現行方式は回答率が低下しており、新方式への移行を計画しているが、回答者が年配者に偏ったり、部分的な回答しか得られないといった問題が生じているという。来年初めに進捗状況を報告する。

4─6月の求人件数は3万件減と、24回連続の減少を記録。ただ、新型コロナウイルス流行前の水準は依然12%上回っている。

現行方式の労働力調査に基づく失業率は4.4%だった。

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