ディスコの4─9月期は46%営業増益予想、生成AI向け好調
ロイター / 2024年7月18日 17時30分
Ritsuko Shimizu
[東京 18日 ロイター] - ディスコは18日、2024年4─9月期連結営業利益予想を前年同期比46.6%増の660億円とした。生成AI(人工知能)向けの設備投資が好調に推移している。出荷額は2020億円(前年同期は1472億円)を見込んでいる。
中間配当は前期実績の76円から108円に引き上げた。7―9月期の想定為替レートは1ドル=150円、1ユーロ=165円。
4―6月期の為替実績1ドル=158円に対して7―9月期は150円で見ていることから、利益率は低下。7―9月期営業利益は326億円で4―6月期の333億円に対して若干の減益となる見通し。
4─6月期連結売上高は前年同期比53.4%増の827億円、営業利益は同96.7%増の333億円と、大幅な増収増益となった。営業利益は、会社側が4月に予想していた271億円を上回って着地した。売上増に加え、為替円安や高付加価値案件の増加が利益面で貢献した。
スマートフォンやPC向け半導体の設備投資が低調な一方で、パワー半導体や生成AI関連の需要拡大で、積極的な設備投資の動きがみられたという。出荷額は初めて1000億円を超え、四半期ベースで過去最高となった。
同社は需要予測が困難なため年間の業績予想は非開示としている。IBESによるアナリスト16人のコンセンサス予想では、25年3月期営業利益の予想平均値は1740億円となっている。
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