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G20の一部金融規制当局、自然喪失関連のリスクを看過=FSB

ロイター / 2024年7月18日 18時16分

 20カ国・地域(G20)の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は18日に公表した報告書で、一部のG20諸国の金融規制当局はデータ不足のため、生物多様性の損失や森林伐採がもたらすリスクを見過ごしていると指摘した。コロンビア・トゥマコで2021年撮影(2024年 ロイター/Luisa Gonzalez)

Virginia Furness

[ロンドン 18日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は18日に公表した報告書で、一部のG20諸国の金融規制当局はデータ不足のため、生物多様性の損失や森林伐採がもたらすリスクを見過ごしていると指摘した。

現G20議長国のブラジルはFSBに、自然関連の金融リスクを特定・評価するための規制当局の取り組みに関する初の調査を実施するよう要請した。

FSBは報告書で、各国の金融規制当局が、生物多様性の損失やその他の自然関連リスクを金融リスクとして評価する段階はさまざまであることを明らかにした。既に政策やガイダンスを導入しているところもあれば、そうしたリスクの分析に必要なデータや能力が不足しているところもあるとした。

金融機関は、食料生産など自然に関連する分野への投資や融資活動を通じて、物理的リスクにさらされている。FSBは、エクスポージャーの見積もりをリスクの測定に反映させるには、さらなる作業が必要と指摘した。

世界銀行は、生態系が部分的に崩壊した場合、2030年には世界の国内総生産(GDP)の2.3%が失われる可能性があり、最貧国が最も大きな打撃を受けると予想している。

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