オープンＡＩ、半導体開発巡りブロードコムなどと協議＝米報道

生成ＡＩ「チャットＧＰＴ」を開発した米オープンＡＩが新たなＡＩ半導体の開発についてブロードコムなど半導体設計会社と協議していると、米メディア「ジ・インフォメーション」が１８日報じた。写真は５月撮影（２０２４年　ロイター／Dado Ruvic）

[１８日　ロイター] - 生成ＡＩ（人工知能）「チャットＧＰＴ」を開発した米オープンＡＩが新たなＡＩ半導体の開発についてブロードコムなど半導体設計会社と協議していると、米メディア「ジ・インフォメーション」が１８日報じた。

オープンＡＩはＡＩモデル開発に必要な画像処理半導体（ＧＰＵ）の供給不足に対応するため、ＡＩチップを自前で生産する案を模索している。

ジ・インフォメーションによると、ＡＩサーバー用半導体を開発する方針を決定し、グーグルで独自ＡＩ半導体「テンソル・プロセッシング・ユニット（ＴＰＵ）」を開発した元社員を採用しているという。

オープンＡＩの広報は「ＡＩの恩恵が広く享受されるよう、必要なインフラへのアクセス拡大について産業界や政府の関係者と対話を続けている」とジ・インフォメーションに述べた。

ブルームバーグ・ニュースは今年１月、オープンＡＩのサム・アルトマン最高経営責任者（ＣＥＯ）が半導体工場網の構築に向けて数十億ドルを調達する計画で、インテルや台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）、サムスン電子がパートナー候補だと報じていた。