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Xがブラジル事業閉鎖、最高裁「脅迫」で サービスは継続

ロイター / 2024年8月18日 12時6分

 メディアプラットフォームのX(旧ツイッター)は17日、ブラジル事業を「直ちに」閉鎖すると発表した。ブラジル最高裁判所の一部アカウントの停止命令に関し、命令に従わなければ現地法定代理人を逮捕するなどの脅迫を判事から受けたとしている。同国でのサービスは継続する。米カリフォルニア州サンフランシスコの同社ビル。2023年7月撮影(2024年 ロイター/Carlos Barria)

Luana Maria Benedito

[サンパウロ 17日 ロイター] - メディアプラットフォームのX(旧ツイッター)は17日、ブラジル事業を「直ちに」閉鎖すると発表した。ブラジル最高裁判所の一部アカウントの停止命令に関し、命令に従わなければ現地法定代理人を逮捕するなどの脅迫を判事から受けたとしている。同国でのサービスは継続する。

Xは17日、公式アカウントで、ブラジル最高裁のモラエス判事が署名したとする文書の画像を掲載。文書はモラエス判事の命令に従わなければ法定代理人に逮捕状を出し1日当たり2万レアル(3653ドル)の罰金を科すとしている。「スタッフの安全を守るため、ブラジル事業を直ちに閉鎖することを決定した」と述べた。マスク氏はXへの投稿で、モラエス氏を「司法の恥さらし」と非難し、同氏の「検閲と個人情報の引き渡し要求」に同意できなかったと述べた。

最高裁は、ロイターにXが公表した文書の信憑性について肯定も否定もしないと述べた。

モラエス判事は今年、ボルソナロ前政権時代にフェイクニュースやヘイトメッセージを流したとされる「デジタル民兵」の調査の一環でXに一部アカウントの停止を命じた。Xのオーナーであるイーロン・マスク氏が命令は「違憲」と指摘し、停止命令が出たアカウントを復活させると発言すると、マスク氏への調査を開始した。その後、Xは一転して裁判所命令に従うと表明。停止命令対象のアカウントが有効になったのは運営上のミスと4月に説明していた。

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