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中国のバイオ燃料生産者、新たな供給先を模索 EU関税導入で

ロイター / 2024年8月19日 7時26分

 8月16日、中国のバイオディーゼル生産者が、アジアで新たな販路を模索している。写真は欧州旗と中国国旗。北京で2016年撮影(2024年 ロイター/Jason Lee)

Chen Aizhu

[シンガポール 16日 ロイター] - 中国のバイオディーゼル生産者が、アジアで新たな販路を模索している。欧州連合(EU)の反ダンピング(不当廉売)関税導入による輸出減少に対処するためだ。複数のバイオ燃料供給会社幹部とアナリストが語った。また、他のバイオ燃料の生産も強化するという。

EUは16日から、中国産バイオ燃料に12.8─36.4%の暫定関税を課す。これにより昨年の輸出額ベースで23億ドル、40社以上が影響を受ける。

中国の大手生産者は、EUへの輸出減少を補うため、中国やシンガポールの船舶用燃料市場に目を向ける。

近年、中国のバイオ燃料業者はEUのグリーンエネルギー政策を背景に輸出を伸ばしてきた。この政策により、バイオ燃料を使用するEUの企業には補助金が支給された。

しかし昨年8月、欧州委はEUの関税を回避したとしてインドネシア産バイオディーゼルを検査し、その後不当廉売の恐れがあるとして中国産バイオ燃料の調査を行った。

また中国企業は、持続可能な航空燃料(SAF)工場の計画・建設を加速している。中国は年内にSAF使用の義務付けを発表するとみられる。

バイオ燃料の新たな輸出先としては、オーストラリアや日本、韓国、東南アジアなどEU域外で代替エネルギーの使用を義務付けている国や地域が注目されている。

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