ヘッジファンド「ポイント７２」、コーエン氏がトレーディング引退

ヘッジファンドのポイント７２アセット・マネジメントを創業した資産家スティーブ・コーエン氏がトレーディングの前線から退いた。写真は２０１１年、米ネバダ州ラスベガスで撮影（２０２４年　ロイター/Steve Marcus）

[１７日 ロイター] - ヘッジファンドのポイント７２アセット・マネジメントを創業した資産家スティーブ・コーエン氏がトレーディングの前線から退いた。同社の広報担当者が明らかにした。

ハリー・シュウェフェル氏と共に共同最高投資責任者（ＣＩＯ）として引き続き投資判断を行っているという。

ポイント７２の広報担当者は「会社の経営、戦略的取り組みの推進、次世代の才能への指導とコーチングに集中することでコーエン氏はより大きな影響力を発揮できると感じている」と述べた。

コーエン氏はポイント７２の３５２億ドルの資産のうち小規模なポートフォリオを運用していた。同社ウェブサイトによると、同社には１８５の投資チームがある。

ポイント７２の変更については、ブルームバーグが最初に報じた。