モルドバがロシアの次の標的に、ウクライナ陥落なら=独外相
ロイター / 2024年9月18日 10時35分
ドイツのベーアボック外相は17日、ロシアに侵攻されたウクライナへの支援は、ウクライナの隣国モルドバが生き残れることを保証するものだと訴えた。写真は9月17日、モルドバのキシナウで撮影(2024年 ロイター/Vladislav Culiomza)
Alexander Ratz Alexander Tanas
[キシナウ 17日 ロイター] - ドイツのベーアボック外相は17日、ロシアに侵攻されたウクライナへの支援は、ウクライナの隣国モルドバが生き残れることを保証するものだと訴えた。ロシアの域内での影響力拡大への懸念に対応し、モルドバの首都キシナウで開かれた「モルドバ・パートナーシップ・プラットフォーム」の会議で述べた。
ベーアボック氏は「ウクライナに対するあらゆる支援は、モルドバの安定化を促進することも意味する」とし、「この国の人々の最大の懸念は明白だ。もしもウクライナが陥落した場合には、モルドバが次の標的国になるということだ」と指摘した。
モルドバ政府は、モルドバ・パートナーシップ・プラットフォームの一環で同国に対して3億ユーロ(3億3400万ドル)を超える融資と、8000万ユーロの助成金を拠出する合意がなされたと発表した。
ロシアが政権を転覆させようとしていると非難しているモルドバのサンドゥ大統領は、モルドバが依然として深刻な課題に直面していると主張。「ロシアのウクライナに対する戦争をわが国は最初の日から非難しており、わが国の経済に甚大な損害をもたらした」とし、「戦争によって引き起こされた不確実性はわが国の経済発展を深刻に阻害し続けており、戦争が終わらない限り続くだろう」と強調した。
モルドバはルーマニア語を話す国民が大半を占め、少数派はロシア語を話す。旧ソ連崩壊後に独立を宣言し、親ロシア政権と親欧米政権が交互に誕生してきた。1990年代初頭の親ロシア派の分離独立主義者による短期間の戦争により、モルドバの支配から離れた地域にロシア軍が駐留している。
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