トルコ大統領、多面外交推進の意向 欧米協調も継続
ロイター / 2024年9月19日 3時54分
トルコのエルドアン大統領は18日、トルコは欧米の西側諸国と引き続き協調しつつも、主要新興国による「BRICS」や地域協力組織「上海協力機構(SCO)」などとも多面的な外交路線により関係強化を進めていくと表明した。トルコの首都アンカラで8月撮影(2024年 ロイター/Umit Bektas)
[アンカラ 18日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は18日、トルコは欧米の西側諸国と引き続き協調しつつも、主要新興国による「BRICS」や地域協力組織「上海協力機構(SCO)」などとも多面的な外交路線により関係強化を進めていくと表明した。
北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコはここ数カ月、中国とロシアを含むBRICSやSCOへの参加に関心を示している。米国や欧州では、トルコが否定しているにもかかわらず、伝統的に西側寄りの外交姿勢から転換するのではないかとの懸念が出ている。
エルドアン氏はアンカラでのイベントで、「軸足のシフト」を巡る議論には根拠がないとしながらも、トルコは経済や生産、技術の分野で形成されつつある新たな「力の中心」に対応する必要があると指摘。あらゆる枠組みや当事者に対して開かれた姿勢を保つべきだとも述べた。
エルドアン氏は「それがSCOやBRICS、東南アジア諸国連合(ASEAN)など、トルコが対話の基盤を拡大しようとする意向の背景にあるアプローチだ」と語った。「顔は西側に向いているが、これは決して東に背を向ける、東を無視する、あるいは東との関係を改善しないということではない」とも言及した。
BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、エチオピア、イラン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)で構成する。ロシアと中国などは、西側諸国の対抗勢力として2001年にSCOを設立し、安全保障や政治、経済といった分野での連携を目指している。
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