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〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の会見要旨

ロイター / 2024年9月19日 6時27分

米連邦準備理事会(FRB)は17─18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を50ベーシスポイント(bp)引き下げた。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)

[18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は17─18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を50ベーシスポイント(bp)引き下げた。

パウエルFRB議長がFOMC後に行った会見の内容は以下の通り。

*目標にしっかりと照準を合わせる

*経済は総じて好調

*経済の強さを維持することに尽力

*今日の決定は、労働市場の強さが維持できるという自信の高まりを反映

*個人消費は引き続き堅調

*住宅投資は第2・四半期に減少

*供給状況の改善が過去1年間の需要を支えてきた

*GDP成長率は堅調に推移すると予想

*労働市場は引き続き冷え込んでいる、今年初めから顕著に後退

*労働市場はパンデミック前よりも逼迫していない

*労働市場はインフレ圧力高まりの原因ではない

*インフレは大幅に緩和したが、依然として目標を上回っている

*長期的なインフレ期待は安定しているようだ

*われわれの優先課題はインフレ抑制、それには大きな困難を伴う

*制約的な金融政策は需給バランスの回復に役立った

*われわれの忍耐強いアプローチは成果をもたらした

*インフレは目標にかなり近づいている

*インフレ上昇リスクは減少し、労働市場減速リスクは上昇した

*われわれは双方の責務の両側のリスクに注意を払っている

*リスクを考慮した結果、本日50bpの利下げを実施

*この政策調整は経済と労働市場の強さを維持するのに役立つ

*われわれは事前に決められた道を進んでいない、会合ごとに決定を下す

*必要に応じて政策を調整する

*経済が堅調でインフレが続くなら、政策をよりゆっくりと縮小する

*同様に、労働市場が悪化しても対応できる

*前回会合以降ブラックアウト期間含め多くのデータを得、50bpの利下げが正しいと結論付けた

*適切であれば、利下げを早めたり遅らせたり、一時停止したりできる

*インフレ率と雇用の進展を考慮すると、より適切な政策調整を行う時期を迎えている

*われわれの政策の方向性は中立に向かっている

*適切だと判断するスピードで動いていく

*良い議論が行われた

*きょう決定した50bpの利下げについて幅広い支持を得た

*様々な見解があったが、共通点も多くあった

*(利下げペースに関する質問に対し)会合ごとに判断し、急ぐ必要はない

*委員会が急いでいるという感覚はない

*利下げについて力強いスタートを切った

*50bpの利下げを実施できたことを非常にうれしく思う

*ただ、今後も会合ごとに慎重に進めていく

*労働市場は堅調な状態にあり、それを維持したい

*米経済は良好であり、それを維持したい

*後手に回っているのではなく、これは適時であると考えている

*これは後手に回らないというわれわれのコミットメントの表れである

*政策金利の引き下げについて非常に忍耐強く対応してきた

*われわれの忍耐はインフレに対する自信という見返りをもたらした

*きょうの決定をもとに、これが新しいペースだと考えるべきではない

*われわれは適切だと判断するペースで動いている

*準備金は依然として豊富であり、当分の間その状態が続くと予想

*バランスシートと政策金利の調整はいずれも正常化の一形態

*労働市場の状況は明らかに冷え込んでいるが、状況のレベルは最大雇用にかなり近い

*労働市場は注意深く見守る必要がある

*政策調整が労働市場を支えると考えている

*小売売上高や第2・四半期GDPは経済が堅調なペースで成長していることを示している

*失業保険申請や解雇の増加は見られない

*FRBの政策は依然として制約的だ

*インフレ率2%回帰に労働市場のさらなる緩和は必要ない

*失業率は依然として健全な水準

*労働市場参加率は高い水準にあり、賃金上昇率は依然2%のインフレ率に整合的な水準を若干上回っている

*移民は失業率上昇の原因の一つ

*中立金利はパンデミック以前よりも大幅に上昇しているようだ

*FRBの決定は政治やその他の事柄に関するものではない、意思決定に他のフィルターはかけない

*われわれの意図は、現在の強さを維持することだ

*時間をかけて金利をより正常な水準にしていくつもりだ

*インフレに対する勝利を宣言しているわけではない

*インフレ率は2%に近づいているが、まだ達成していない

*インフレ抑制の進展に勇気づけられている

*住宅インフレはやや足かせとなっている

*住宅市場の本当の問題は供給不足、FRBは供給制約を解決できない

*金利が正常化するにつれ、住宅市場も正常化すると考えている

*委員会の全員が行動を起こす時だと同意

*今日の決定はFOMCで幅広い支持を得た

*人々がインフレを経験していること、そしてそれが苦痛であることは理解している

*(FRBの独立性について)それが継続すると強く信じている

*われわれはより中立的になるよう政策を徐々に再調整している、その点で良いスタートを切った

*現在の経済状況で景気後退の可能性が高まっていることを示す兆候は見られない

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