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米国株式市場=小幅安、大幅利下げで一時買い優勢

ロイター / 2024年9月19日 6時55分

米国株式市場は小幅安で取引を終えた。2021年1月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米国株式市場は小幅安で取引を終えた。連邦準備理事会(FRB)は、18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で4年半ぶりとなる利下げを決めた。利下げ幅は通常の倍となる0.5%とした。

不安定な取引の中、S&P総合500種は小幅な上げ下げを繰り返したが、利下げ発表後、一時約1%上昇した。ダウ平均も利下げ発表後は買いが優勢になったが、その後下げに転じた。

FRBは政策金利を0.5%引き下げて4.75─5.0%にすると決めた。パウエル議長は記者会見で「インフレ率が持続的に目標の2%に向かっていく確信が深まった」と述べた。同時に公表した経済見通しは、年内にさらに0.50%ポイントの利下げを予測する内容となった。

先週まで市場は0.25%の利下げを約65%織り込んでいたが、直近では0.5%の利下げを57%織り込んでいた。

アネックス・ウェルス・マネジメントのチーフエコノミスト、ブライアン・ジェイコブセン氏は「50ベーシスポイント(bp)の利下げを行い、年内さらに50bpの利下げを予測するということは強いシグナルだ」とし、「利下げを前倒しすることで失業率を4.4%に抑え、インフレ率を早期に目標まで引き下げることができるとFRBは考えている」と述べた。

市場は現在、11月の政策会合で少なくとも25bpの利下げが行われるとの見方を織り込んでおり、さらに50bpの利下げが行われる可能性は約35%となっている。

低金利の恩恵を受けるとみられる小型株は上昇し、ラッセル2000指数は一時2.44%上昇、終値は0.04%高。地方銀行も値上がりし、KBW地方銀行指数は0.46%高。一時3.53%上昇した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.14対1の比率で上回った。ナスダックでも1.36対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は116億3000万株。直近20営業日の平均は108億2000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 41503.10 -103.08 -0.25 41628.91 41981.97 41449.00

前営業日終値 41606.18

ナスダック総合 17573.30 -54.76 -0.31 17663.38 17832.70 17556.43

前営業日終値 17628.06

S&P総合500種 5618.26 -16.32 -0.29 5641.68 5689.75 5615.08

前営業日終値 5634.58

ダウ輸送株20種 16071.45 +57.68 +0.36

ダウ公共株15種 1050.06 -9.27 -0.88

フィラデルフィア半導体 4859.29 -52.81 -1.08

VIX指数 18.23 +0.62 +3.52

S&P一般消費財 1548.43 -2.92 -0.19

S&P素材 586.45 -2.25 -0.38

S&P工業 1112.43 -0.96 -0.09

S&P主要消費財 887.62 -3.94 -0.44

S&P金融 749.25 -2.07 -0.28

S&P不動産 280.02 -0.83 -0.30

S&Pエネルギー 670.56 +1.68 +0.25

S&Pヘルスケア 1805.81 -2.89 -0.16

S&P通信サービス 301.90 +0.06 +0.02

S&P情報技術 4221.16 -21.59 -0.51

S&P公益事業 396.06 -3.06 -0.77

NYSE出来高 10.08億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 36520 + 340 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 36370 + 190 大阪比

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