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世銀のバンガ総裁、二国間の債務免除の必要性を強調

ロイター / 2024年10月18日 9時41分

 世界銀行のバンガ総裁は10月17日、二国間債権者は債務危機に直面した貧困国に対して今以上に債務免除を提供する必要があると述べた。15日、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Nathan Howard)

David Lawder

[ワシントン 17日 ロイター] - 世界銀行のバンガ総裁は17日、二国間債権者は債務危機に直面した貧困国に対して今以上に債務免除を提供する必要があると述べた。

来週開催される世界銀行と国際通貨基金(IMF)の年次総会を前に会見したバンガ氏は、IMFは既に債務国に数十億ドルの追加供与や大幅なディスカウント融資を行うことで債務再編における救済分担を求める声に応えてきたと説明した。

ザンビアやチャド、エチオピア、ガーナは、難航する債務再編の過程で160億ドルから170億ドルもの資金が投入された。

バンガ氏は「私たちが行っているのは、債務免除であれ、無償資金協力であれ、債務国に必要な命綱を与えることだ」と述べ、「債務免除は必要だが、私たちからではなく債権者からの債務免除が必要であり、それが私たちが解決しようとしている問題だ」と語った。

中国については言及しなかった。中国は、債務危機に陥っている国に対する主要債権国であり、元本の減額に消極的。

バンガ氏は、世銀は債務返済コストを削減するための方法について複数の国と協力しているとも述べた。

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