米グーグル、ジェミニのアプリチームをＡＩ開発部門に統合

米アルファベット傘下のグーグルは１７日、生成人工知能（ＡＩ）を巡る競争で優位性を高めるため、「ジェミニ」のアプリ開発チームをＡＩ開発部門「ディープマインド」に移し、事業構造を合理化すると発表した。写真は５月２０日撮影（２０２４年　ロイター/Dado Ruvic/Illustration）

[１７日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは１７日、生成人工知能（ＡＩ）を巡る競争で優位性を高めるため、「ジェミニ」のアプリ開発チームをＡＩ開発部門「ディープマインド」に移し、事業構造を合理化すると発表した。

スンダー・ピチャイ最高経営責任者（ＣＥＯ）は、これにより「フィードバックループが改善され、ジェミニアプリで新しいモデルを迅速に展開できるようになる」とブログで述べた。

ジェミニはディープマインドが開発したグーグルの最先端ＡＩ技術。

グーグルはまた、検索、広告、コマース部門などを率いてきたプラバカール・ラガバン氏がチーフテクノロジストに就任し、ピチャイＣＥＯと緊密に連携することも発表した。

検索や広告事業を含むナレッジ・アンド・インフォメーション（Ｋ＆Ｉ）チームの責任者としてのラガバン氏の役割は、グーグルのＡＩ製品ロードマップで密接に協力してきたニック・フォックス氏が引き継ぐ。