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午前の日経平均は反発、円安や米ダウ高で 上値は重い

ロイター / 2024年10月18日 12時28分

 10月18日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比147円13銭高の3万9058円32銭と反発した。写真は株価ボードの前に立つ人。都内で2月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

[東京 18日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比147円13銭高の3万9058円32銭と反発した。為替が円安に振れているほか、前日の米国株式市場でダウ工業株30種が最高値を更新したことを好感した。買い一巡後はレンジ内で方向感の乏しい展開が続いた。

日経平均は181円高と反発して寄り付いた後、わずかに上値を伸ばした。買い一巡後は円安が一服したこと、時間外取引で株先物3指数が軟化したことを受け、上げ幅を縮小。心理的節目の3万9000円を挟んだ小動きとなり、きょうの終値で上回ることができるかどうかが注目されている。

東証株価指数(TOPIX)は0.31%高の2696.06ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆8411億9000万円だった。東証33業種では、値上がりは銀行、機械、精密機器など21業種が値上がり、電気・ガス、石油・石炭製品など11業種が値下がり、繊維製品が変わらずだった。

中国国家統計局が取引時間中に発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は、前年比4.6%増と市場予想の4.5%増をわずかに上回ったが、東京市場への影響は限定的だった。市場では「10月に中国政府が景気支援策を発表したばかりなので、実績値よりも今後の効果を見極めたい」(国内証券ストラテジスト)との声があった。

SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「日米で企業決算、選挙を控えるなど不透明要因が多い中、ドル/円も不安定な値動きとなり、積極的な買いムードにはなりづらい」と話す。1ドル=150円を超えた水準が継続すると、日本株にとって上値を追いやすいという。

主力株では、指数寄与度の高いファーストリテイリングが1%超高でしっかりだったほか、大塚ホールディングスは3.9%高。半面、ソフトバンクグループ、ソニーグループはさえなかった。

半導体関連株は、前日に好決算を発表したディスコが6%超高、ソシオネクストが2%超高となる一方、レーザーテック、SCREENホールディングス、ルネサスエレクトロニクスが1%超安となり、高安まちまち。東京エレクトロンは小幅に上昇した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが888銘柄(54%)、値下がりは682銘柄(41%)、変わらずは73銘柄(4%)だった。

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