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日経平均は小反発、為替の円安基調が支え 後場に一時マイナス圏

ロイター / 2024年10月18日 15時28分

 10月18日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比70円56銭高の3万8981円75銭と、小幅に反発して取引を終えた。写真は都内にある東京証券取引所で2018年10月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 18日 ロイター] -

東京株式市場で日経平均は、前営業日比70円56銭高の3万8981円75銭と、小幅に反発して取引を終えた。前日の米ダウ工業株30種の上昇や為替の円安基調で朝方はしっかりと推移し、一時は270円超上昇。その後は週末を控えて次第にポジション調整の売りも出て、後場は方向感のない展開が継続した。

日経平均は前営業日比181円高でスタートした後も上げ幅を拡大し、275円高の3万9186円64銭で高値を付けた。一部のハイテク株が堅調だったほか、主力銘柄の一角がしっかりだった。ただ、為替の円安基調が一服したことや、週末を控えた調整の売りも出て買いの勢いは弱まり、後場にはマイナス圏に沈む場面もあった。大引けにかけては小幅高の水準で一進一退となった。

市場では「足元では大きなテーマが見当たらない上、衆院選や製造業企業の決算を控えて積極的に上値を追えるムードではない」(いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏)との声が聞かれた。ただ、日経平均の下値は徐々に切り上がっており、地合いが弱いわけではないという。「需給面では、海外勢が現物株を買い越してきており、海外勢の買いが続けば上値を試す動きとなりそうだ」(及川氏)という。

為替相場ではドルが149円台後半で推移し、「企業の想定レートよりも円安水準のため、引き続き日本株の支援材料となりそうだ」(国内運用会社・チーフ・ストラテジスト)との声が聞かれた。

TOPIXは0.04%高の2688.98ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.04%高の1383.81ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆6276億2500万円だった。東証33業種では、医薬品、機械、銀行など11業種が値上がり。石油・石炭製品、電気・ガス、ゴム製品など22業種は値下がりした。

きょうプライム市場に新規上場したインターメスティックは公開価格を25.03%上回る2038円で初値を付け、2087円まで上昇。1981円で取引を終えた。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.69%安の623.37ポイントと、3日続落した。

個別では、前日に決算を発表したディスコが7%超高と大幅上昇。東京エレクトロン、アドバンテストは小幅安だった。電力株が売られ、東京電力ホールディングス、関西電力が軟調だった。

指数寄与度の大きいファーストリテイリングが1%高、ソフトバンクグループは1%超安だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり757銘柄(46%)に対し、値下がりが798銘柄(48%)、変わらずが89銘柄(5%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 38981.75 +70.56 39092.47 38,893.52─

39,186.64

TOPIX 2688.98 +1.15 2698.27 2,684.07─2

,703.26

プライム市場指数 1383.81 +0.61 1388.82 1,381.27─1

,390.99

スタンダード市場指数 1230.40 -2.53 1234.49 1,229.38─1

,235.58

グロース市場指数 797.70 -4.84 801.74 795.60─804

.03

グロース250指数 623.37 -4.33 626.82 621.65─628

.86

東証出来高(万株) 143152 東証売買代金(億円 36276.25

)

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