トヨタとデンソー、ラピダスに追加出資の意向 量産に向け協力
ロイター / 2024年10月18日 17時24分
10月18日、次世代半導体の国産化を目指すラピダスに対し、株主のトヨタ自動車とデンソーは、追加出資を検討していると明らかにした。写真はラピダスのロゴ。昨年2月、都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
Maki Shiraki
[東京 18日 ロイター] - 次世代半導体の国産化を目指すラピダスに対し、株主のトヨタ自動車とデンソーは18日、追加出資を検討していると明らかにした。両社とも出資金額は現時点で未定だが、ラピダスが2027年に計画している量産開始に向けた資金調達に協力する。
トヨタ広報は「追加出資に向けて検討を進めていく」と述べた。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の時代において半導体の性能向上や確保が一層重要になる中、「次世代半導体の生産基盤を日本に作るというラピダスの設立趣旨に賛同している」と説明。デンソー広報も「追加出資に向けて検討を進めている」とした。
ラピダスは22年に設立し、NTT、NEC、ソフトバンク、ソニーグループ、キオクシアなど8社から計73億円の出資を受けた。このうちトヨタ、デンソーは10億円ずつ出資していたが、このほど追加出資に応じる意向だ。銀行団では既存株主の三菱UFJ銀行のほか、新規の三井住友銀行、みずほ銀行、日本政策投資銀行の4行が合わせて最大250億円の出資に応じる方針。
ラピダスが27年の量産開始にこぎつけるまでには設備投資などで総額5兆円規模の資金が必要とされている。ラピダスは総額1000億円規模の追加出資をトヨタやデンソーを含む既存株主、銀行団に要請していた。日本政府は工場建設費などに最大9200億円を支援する方針だが、今回1000億円の調達が可能になっても、残る4兆円の調達が課題となっている。
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