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北朝鮮がロシアに派兵、ウクライナ戦線投入へ 韓国情報機関が確認

ロイター / 2024年10月18日 21時21分

韓国大統領府は18日、北朝鮮がロシアに部隊を派遣したとの認識を示し、国際社会に対する重大な安全保障上の脅威であり、あらゆる手段を講じて対応すると表明した。北朝鮮の金正恩総書記による軍の視察、17日撮影の提供写真。(2024年 ロイター/KCNA)

By Ju-min Park Jack Kim, 9df3f519-2f4e-e011-a58f-18a90556021e

[ソウル 18日 ロイター] - 韓国の情報機関、国家情報院は18日、北朝鮮がロシア極東地域に特殊部隊1500人を派遣し軍事基地で訓練しているとし、ウクライナでの戦闘に投入される可能性が高いと発表した。

ウクライナ戦線で回収した武器残骸に基づくと、北朝鮮は昨年8月以降、1万3000以上のコンテナで砲弾、弾道ミサイル、対戦車ロケットをロシアに輸送、合計で800万発以上になると指摘。「外国メディアが報じてきたロシアと北朝鮮の直接的な軍事協力が公式に確認された」としている、

これに先立ち韓国大統領府は声明で、北朝鮮によるロシアへの部隊派遣は国際社会に対する重大な安全保障上の脅威で、あらゆる手段を講じて対応すると表明。尹錫悦大統領は北朝鮮軍のウクライナ戦争への関与について協議するため、主要な情報機関、軍、国家安全保障当局者による緊急会議を招集したとし、「ロシアと北朝鮮の関係が軍事物資の供給にとどまらず、部隊の派遣にまで及んでいる状況は、わが国だけでなく国際社会にとって重大な安全保障上の脅威であるとの認識を共有した」とした。

情報院によると、ロシア太平洋艦隊の船舶が8日から13日にかけ北朝鮮の特殊部隊約1500人をウラジオストクに移送しているのを確認、部隊の輸送を近く再開するしている。戦闘に備えてロシアの軍服や武器、偽の身分証明書が支給されているという。

またウクライナ東部ドネツク州でのミサイル攻撃でロシア軍を支援する北朝鮮将校を特定するため、人工知能(AI)による顔認識技術でウクライナ情報機関と協力していることを明らかにした。

聯合ニュースは北朝鮮が特殊部隊を含む4個旅団1万2000人の兵士を派遣することを決定したと報じている。

ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、約1万人規模の北朝鮮軍がロシア側についてウクライナで戦う準備を進めており、北朝鮮の一部の将校はすでにウクライナに派遣されているとの見方を示した。一方、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は現段階で北朝鮮兵の存在を示す証拠はないと述べた。

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