マスク氏、MSも提訴 オープンAIと生成AI独占図ったと主張
ロイター / 2024年11月18日 11時21分
11月15日、米実業家イーロン・マスク氏(写真)は、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した新興企業オープンAIを訴えた訴訟で、同社に出資するマイクロソフトを被告に追加し、反トラスト法(独占禁止法)違反などの新たな主張も加えた。写真は米ワシントンで13日撮影(2024 ロイター/Brian Snyder)
Mike Scarcella
[15日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏は、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した新興企業オープンAIを訴えた訴訟で、同社に出資するマイクロソフトを被告に追加し、反トラスト法(独占禁止法)違反などの新たな主張も加えた。
修正した訴状を14日夜、カリフォルニア州の連邦地裁に提出した。これによると、マスク氏はマイクロソフトとオープンAIが違法に、生成AI市場を独占して競合社を排除しようと試みたと主張。
8月に提起した従来の訴訟と同様、オープンAIと同社のサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が公共の利益よりも自社の利益を優先させたことで契約規定に違反したと指摘した。
非課税扱いの非営利企業が「たった8年で、1570億ドルの価値がある営利目的の、市場を機能不全に陥れる怪物になった例は過去にない」とした。オープンAIとマイクロソフトとのライセンス契約を無効にし、「不正に手に入れた」獲得物を売却するよう求めている。
オープンAIは文書で、修正後の訴訟は「従来よりさらに根拠がなく、行き過ぎたものだ」とコメントした。マイクロソフトはコメントを控えた。
訴状はまた、オープンAIとマイクロソフトが投資機会を提供する際に両社の競合社と取引しないことを条件とし、反トラスト法に違反したと主張。また、両社の独占ライセンス契約は、規制当局に承認されていない合併に相当するとした。
この記事に関連するニュース
-
グーグル、検索サービスの独占解消案を発表…「クローム」売却は拒否
読売新聞 / 2024年12月22日 19時0分
-
手軽に「ググる」はもうできなくなる?…米司法省がグーグルに「Chrome売却」を要求した本当の理由
プレジデントオンライン / 2024年12月13日 6時15分
-
米FTC委員長にファーガソン氏起用へ、トランプ氏が発表
ロイター / 2024年12月11日 10時37分
-
司法省「グーグルにクローム売却要求」ヤバい影響 IT業界にこれから大転換の時代がやってくる
東洋経済オンライン / 2024年12月3日 8時0分
-
イーロン・マスク氏、(また)OpenAIを提訴 「営利企業への転換」差し止め命令を要請
ITmedia NEWS / 2024年12月2日 11時50分
ランキング
-
1女川原発、営業運転を再開=福島第1と同型で初―東北電力
時事通信 / 2024年12月26日 18時46分
-
212月末まで!今年の「ふるさと納税」注意したい点 定額減税の影響は? 申し込む前に要チェック
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 13時0分
-
3ローソン、東京など一部店舗で販売する“氷”を自主回収へ ガラス片混入の恐れ
日テレNEWS NNN / 2024年12月26日 20時51分
-
4昭和的「日本企業」は人事改革で解体される? 若手社員への配慮と、シニアの活性化が注目される背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月26日 5時55分
-
5なぜスターバックスの「急激な拡大」は失敗に終わったのか…成長を一直線に目指した企業の末路
プレジデントオンライン / 2024年12月26日 15時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください