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見通し実現の確度に「自信」得られれば次のステップ=植田日銀総裁

ロイター / 2024年11月18日 15時1分

 11月18日、日銀の植田和男総裁は午後の記者会見で、経済・物価が足元で見通し通りに進捗し、2026年度までの見通し期間後半の見通しが実現する確度が「ある程度高まるという自信」が得られれば次のステップに移ると述べた。2023年9月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Takahiko Wada

[名古屋市 18日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は18日午後の記者会見で、経済・物価が足元で見通し通りに進捗し、2026年度までの見通し期間後半の見通しが実現する確度が「ある程度高まるという自信」が得られれば次のステップに移ると述べた。賃金や10月の東京都区部消費者物価指数(CPI)のサービス価格など、足元では「ある程度、良い方向でデータが少しずつ出ている」とする半面で、その他全体のデータ・情報も合わせた総合判断になると話した。

植田総裁は、経済・物価が「オントラック」(軌道に乗っている)であれば毎回利上げしていくということではないと指摘。「(利上げを決めた)7月の時点で見ていた姿に比べてどれくらいオントラックの度合いが上方修正されたか、毎回の決定会合で確認しながら進んでいく」とも述べた。

為替の動向については、7月初めに見られたようなポジションの一方向への偏りは見られないのではないか、と話した。為替円安の物価見通しなどへの影響については「各会合で点検していきたい」と述べるにとどめた。

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