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英中首脳が会談、習氏「多大な協力余地」 スターマー氏は関係改善訴え

ロイター / 2024年11月19日 1時13分

 中国の習近平国家主席は18日、20カ国・地域(G20)首脳会議の開催地ブラジル・リオデジャネイロでスターマー英首相と会談し、両国間には多大な協力余地があるとの認識を示した。国営新華社が報じた。リオデジャネイロで18日代表撮影

[北京/リオデジャネイロ 18日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は18日、20カ国・地域(G20)首脳会議の開催地ブラジル・リオデジャネイロでスターマー英首相と会談した。スターマー首相は英中による「一貫し、永続的な」関係の構築を呼びかけた。国営新華社によると、習氏はこれに対し、両国間には多大な協力余地があるとの認識を示した。

中英首脳の会談は2018年以来となる。

スターマー首相は会談の冒頭、「両国の関係が一貫性があり永続的で、互いを尊重したものであり、可能な限りサプライズを避け、対話を強化することでより強い理解が得られると望んでいる」と述べた。

習主席と北京もしくはロンドンで「完全な2国間会談」を行う計画を開始するとしたほか、来年にリーブス英財務相と何立峰・中国副首相が経済・金融面での協力を巡り協議することを期待していると述べた。

貿易、経済、気候に加え、科学、技術、保健、教育の分野でも、中国と幅広く関わっていきたいという考えも示したという。

新華社によると、習主席はスターマー氏に対し、中国と英国は互いの発展について合理的かつ客観的な視点を持つべきで、両国は戦略的意思疎通を強化し、政治的相互信頼を深めるべきという認識を伝えた。

英首相府の報道官によると、両首脳は気候変動を主要議題にする方針で一致した。また、スターマー首相は、人権問題、香港やウクライナ情勢など、両国の見解が異なる問題について中国側と率直に話し合いたいと伝えたという。

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