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ティッセン・クルップ、艦艇子会社のスピンオフを推進

ロイター / 2024年12月18日 9時4分

 12月17日、ドイツ鉄鋼・機械大手ティッセン・クルップは、潜水艦や軍艦を製造する艦艇子会社ティッセン・クルップ・マリン・システムズ(TKMS)について、スピンオフ(分離・独立)を最有力の選択肢として計画を進めていると明らかにした。写真は、同社本社。2023年11月、エッセンで撮影(2024年 ロイター/Jana Rodenbusch)

[ベルリン 17日 ロイター] - ドイツ鉄鋼・機械大手ティッセン・クルップは17日、潜水艦や軍艦を製造する艦艇子会社ティッセン・クルップ・マリン・システムズ(TKMS)について、スピンオフ(分離・独立)を最有力の選択肢として計画を進めていると明らかにした。

TKMSに対しては米投資会社カーライル・グループがドイツ国営銀行KfWと組んで過半数株取得を目指していたが、今年10月にカーライルが撤退したため、ティッセン・クルップは代替策を講じる必要に迫られている。

経済紙ハンデルスブラットは関係者の情報として、ティッセン・クルップが防衛大手ラインメタル、造船リュルセン、ドイツ政府を含めた複数の相手からTKMSの取得提案を受けたと伝えた。

ただこの報道に関して質問されたティッセン・クルップの広報担当者は「カーライル撤退を受け、われわれが選んだTKMSを独立させるという道筋を堅持している。この目的に向かって、最優先でTKMSのスピンオフを推進中だ」と説明した。

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