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ウクライナ、スパイ活動で12人摘発 ロシアに軍事位置情報を提供

ロイター / 2024年12月18日 11時48分

 12月17日、ウクライナ保安庁(SBU)は、国内各地に配備されたF16戦闘機や防空システムの場所を特定するためロシアのスパイとして活動したとして、工作員12人を摘発したと明らかにした。写真は米空軍のF16戦闘機。米メリーランド州 で10月撮影(2024 ロイター/Tom Brenner)

[17日 ロイター] - ウクライナ保安庁(SBU)は17日、国内各地に配備されたF16戦闘機や防空システムの場所を特定するためロシアのスパイとして活動したとして、工作員12人を摘発したと明らかにした。

まとめ役とされる人物1人と主要な共謀者4人を反逆容疑や軍の位置情報を共有した疑いで拘束した。

メンバーらは個別に活動し、ウクライナ南部と北東部の5州で軍用飛行場や防空システムの場所、電子戦を担う企業の住所などを追跡していた。

SBUによると、メンバーにはウクライナ軍を「許可なく離脱し、ロシアの特殊部隊に勧誘された脱走兵」も含まれる。

前線で戦う知人に目的を知らせずに情報を共有させ、標的の周辺でさらに偵察を行った上でグループのリーダーに情報を伝え、リーダーはそれをロシア軍情報機関の上司に伝えていたという。

SBUはこのネットワークを「無効化」したとし、他のメンバーの追及を続けていると述べた。

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