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午後3時のドルは153円前半、日米中銀会合控え動意薄

ロイター / 2024年12月18日 15時38分

 12月18日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの153円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 18日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの153円前半で取引されている。今夜に米連邦公開市場委員会(FOMC)、明日に日銀金融政策決定会合の結果発表を控え、円相場の動意は乏しかった。米国は利下げ、日本は金利据え置きとの事前予想通りとなるか、今後の政策運営の見通しなどが鍵となる見通し。

ドルは153円前半から後半を方向感なく上下する小幅な値動きが続いた。今年最後の日米中銀会合を前に見送りムードが強く、ユーロも1.0500ドル前後で小動きが続いた。

米金利先物市場が織り込む米国の利下げ確率は95%まで上昇し、0.25%の引き下げは市場でほぼ確実視されている。そのため、注目点は早くも今後の利下げペースへ移っており、メンバーの今後の政策金利見通しを示す「ドットチャート」の変化がポイントとなる。

CMEのフェドウォッチによると、市場は来年の利下げが2回となる可能性を32%、3回を28%織り込んでいる。仮にドットチャートが2回の利下げを示唆すれば「ドル/円は押し上げられる可能性がある」(IG証券シニアマーケットアナリストの石川順一氏)という。

一方、日本の金利先物市場は今会合の政策金利据え置きを82%織り込んでいるが、依然0.25%の利上げも18%織り込まれている。結果が大勢予想通り据え置きとなれば、発表後は見方が収れんする形で、円相場が下落する公算が高い状況だといえる。

予想通り据え置きでも「一部政策委員が利上げを主張する可能性もある」(SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人・金融市場調査部長)といい、1月利上げの可能性をにらんで、円が下げ渋る展開もあり得るという。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 153.33/153.38 1.0501/1.0503 161.06/161.07

午前9時現在 153.55/153.59 1.0493/1.0496 161.16/161.17

NY午後5時 153.48/153.51 1.0489/1.0493 161.02/161.05

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