搭乗前コロナ検査で到着後の隔離免除を 航空・空港業界が要請へ
ロイター / 2020年8月18日 9時28分
8月17日、世界の航空会社や空港で構成する業界団体は国連主導のタスクフォースに対し、航空機への搭乗前48時間以内に受けた新型コロナウイルス検査で陰性であれば、到着後の隔離に代わる措置として認めるよう、各国に提言するよう要請する方針だ。写真は15日、スペインのパルマ・デ・マヨルカの空港で撮影(2020年 ロイター/Enrique Calvo)
[モントリオール/シドニー 17日 ロイター] - 世界の航空会社や空港で構成する業界団体は国連主導のタスクフォースに対し、航空機への搭乗前48時間以内に受けた新型コロナウイルス検査で陰性であれば、到着後の隔離に代わる措置として認めるよう、各国に提言するよう要請する方針だ。ロイターが閲覧した文書で明らかになった。
国際民間航空機関(ICAO)のタスクフォースは18日に開く会合で、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)下での海外渡航に関するガイドラインの検証を行う予定だ。業界団体は新型コロナの感染リスクが高い国からの渡航者について、隔離の代わりとして搭乗前の検査を認める提言を求めている。
国際空港評議会(ACI)と国際航空運送協会(IATA)がまとめた提案では「搭乗前の検査によって感染持ち込みのリスクが最大90%削減される可能性があり、多くの国の間で隔離を必要とせずに空の旅が可能になる」としている。
IATAの調査によると、渡航者の85%は隔離措置について懸念を示しているという。
IATAの医療アドバイザー、デービッド・パウエル氏はロイターに対し「全面的な検査の義務付けは支持しない」とした上で、「出発国に比較的高い感染リスクがある場合、(検査によって)隔離の必要性を回避できるのであれば、われわれは構想を支持する」と語った。
ICAOのコメントは得られていない。
タスクフォースの提言に強制力はないが、ICAOの加盟193カ国は通常、同機関のガイドラインを採用する。
この記事に関連するニュース
-
「航空機を利用した人身取引防止」に向けた取り組み強化を目指し 「人身取引防止フォーラム」を開催しました
PR TIMES / 2024年7月19日 19時15分
-
鹿児島空港 国際全4便4年半ぶりに完全復活 上海線再開 インバウンド見込みグラハン確保
MBC南日本放送 / 2024年7月16日 19時42分
-
関西3空港 新飛行ルート合意で発着50万回へ 首都圏追撃に神戸「国際化」成否がカギに
産経ニュース / 2024年7月16日 19時16分
-
アングル:北朝鮮のごみ風船とGPS妨害、韓国領空での飛行にリスク
ロイター / 2024年7月12日 17時43分
-
陽性時の隔離と報告義務を撤廃、「新型コロナとの共生」ステージへ(マレーシア)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月11日 10時20分
ランキング
-
1イタリア人が営む「老舗ラーメン店」の人生ドラマ 西武柳沢「一八亭」ジャンニさんと愛妻のこれまで
東洋経済オンライン / 2024年7月22日 11時30分
-
2なぜユニクロは「着なくなった服」を集めるのか…「服屋として何ができるのか」柳井正氏がたどり着いた答え
プレジデントオンライン / 2024年7月22日 9時15分
-
3円安は終わり?円高反転4つの理由。どうなる日経平均?
トウシル / 2024年7月22日 8時0分
-
4ウィンドウズ障害、影響続き世界全体で2600便欠航…損害は1600億円を超えるとの見方も
読売新聞 / 2024年7月22日 11時16分
-
5「土用の丑の日」物価高でも…あの手この手の“うなぎ商戦” 大手スーパーの目玉は「超特大」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月22日 19時59分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください