イスラエル、ラファ攻撃計画継続を表明 停戦協議も再開へ
ロイター / 2024年3月18日 9時5分
3月17日、イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスに対する軍事作戦を継続すると表明し、最南部ラファに部隊を進める考えを示した。写真はガザ(2024年 ロイター/Amir Cohen)
Nidal al-Mughrabi Ari Rabinovitch
[カイロ/エルサレム 17日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は17日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスに対する軍事作戦を継続すると表明し、最南部ラファに部隊を進める考えを示した。一方、停戦協議も再開する見通し。
閣議で「ラファで軍事行動を行う。数週間かかるが実行する」と述べた。攻撃が数週間続くという意味か、数週間後に始まるという意味かは不明。
エルサレムでショルツ独首相と会談後には、攻撃開始に当たりラファにいる民間人を放置することはないと強調した。
ショルツ氏は共同会見で、ガザの人々に包括的な人道支援を提供する必要性について協議したとし、「パレスチナ人が飢餓にひんするのを傍観できない」と述べた。
関係筋によると、カタール、エジプト、米国が仲介する停戦協議に参加するイスラエルの交渉団には情報機関モサドのトップも加わる。
ハマスは先週、ハマスが拘束する人質とイスラエルで収監されているパレスチナ人の交換を含む新たな停戦案を提示した。イスラエルの安全保障内閣は交渉団の出発前に同案を議論する。
ネタニヤフ首相は既に同案は「非現実的」との見方を示したが、パレスチナ側の当局者は、ハマスが拘束者交換についてさらに詳細を提示したことで合意の可能性が高まったと指摘。近く合意するかどうかはネタニヤフ氏次第だと述べた。
バイデン米大統領は、ガザへの人道支援拡大や、ハマスによる人質解放につながる停戦合意の必要性を強調。2国家解決に向けた動きが「永続的な平和と安全のための唯一の道だ」と述べた。ホワイトハウスでアイルランドのバラッカー首相と開催したセントパトリックスデーのイベントで発言した。
バラッカー氏は、ガザの人々が食料や医薬品、避難所を切実に必要としていると指摘。「特に爆撃の停止が必要だ。双方ともやめて、人質の交換、人道支援の搬入が行われるべきだ」と述べた。
同氏はまた、イスラエルはラファへの地上侵攻を承認するという「早まった」決定を撤回しなければならないと述べた。
この記事に関連するニュース
-
イスラエル国防相、ガザ停戦へ条件整う=ネタニヤフ首相が交渉妨害か
時事通信 / 2024年7月17日 22時25分
-
ガザ停戦枠組み「双方が同意」 米、イスラエルと温度差も
共同通信 / 2024年7月12日 18時28分
-
イスラエル首相支持へ、連立政権から極右離脱なら=最大野党党首
ロイター / 2024年7月9日 2時41分
-
ガザ停戦案、戦闘再開認める必要 目標達成まで=イスラエル首相
ロイター / 2024年7月8日 8時37分
-
ネタニヤフ首相、ラファでの戦闘の激しい局面は終わりに近づいていると発言(イスラエル、パレスチナ、レバノン、米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月25日 16時0分
ランキング
-
1キリスト教「福音派」トランプ氏を熱狂的に支持するワケとは?
日テレNEWS NNN / 2024年7月20日 21時25分
-
2トランプ氏“暗殺未遂事件”で蔓延する“陰謀論”と“フェイク” 右派も左派も拡散の異常事態 深まる分断 米大統領選の行方は【報道特集】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月20日 21時30分
-
3トランプ氏殺害予告の男逮捕=SNSに投稿―米フロリダ州
時事通信 / 2024年7月21日 5時49分
-
4ロ侵攻、化学兵器使用と相互非難 国際機関「深刻な懸念」
共同通信 / 2024年7月20日 15時20分
-
5在韓米軍、F16飛行隊増強 ソウル南方基地で1年間
共同通信 / 2024年7月21日 5時28分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)