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ウクライナの攻撃、「緩衝地帯」が唯一の防衛手段=ロシア大統領府

ロイター / 2024年3月19日 3時5分

ロシア大統領府は18日、ロシア領土をウクライナの攻撃から守る唯一の手段は緩衝地帯の設置になるとの見解を示した。2021年4月撮影(2024年 ロイター/David W Cerny)

[モスクワ/キーウ 18日 ロイター] - ロシア大統領府は18日、ロシア領土をウクライナの攻撃から守る唯一の手段は緩衝地帯の設置になるとの見解を示した。

ロシアのプーチン大統領は大統領選勝利を受けた記者会見で、ウクライナ領内に緩衝地帯を設置してロシアの領土を防衛すると表明。「適切と判断した時点で、現在ウクライナ政権下にある領域にある種の『衛生地帯』を作らざるを得なくなる可能性を排除しない」と述べた。

これについて大統領府のペスコフ報道官は「ウクライナはドローン(小型無人機)を使い、ロシアの公共施設や住宅などを攻撃している。安全を確保するための措置を講じなければならない」とし、「緩衝地帯を設置し、敵がわれわれを攻撃する手段を射程外に置くことでしか領土を守ることはできない」と述べた。

ウクライナのポドリャク大統領府顧問はロイターに対し、プーチン氏の発言は「ウクライナとロシアの戦争がエスカレートするという明確な表明だ」と述べた。

ウクライナ国防省情報総局の報道官は14日、ロシアのプーチン政権に反対するロシア人の武装組織がロシア領内に侵入しており、ウクライナと国境を接するロシア西部のベルゴロド州とクルスク州が「活発な戦闘地帯」になっているとの認識を示している。

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