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EU大統領「平和望むなら戦争に備えを」、防衛力強化呼びかけ

ロイター / 2024年3月19日 8時5分

 3月18日、欧州連合(EU)のミシェル大統領は、ロシアによる脅威に対応するため、欧州は防衛力を強化し「戦争経済」モードに移行する必要があると述べた。写真は2023年11月、ウクライナ・キーウで撮影(2024年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)のミシェル大統領は18日、ロシアによる脅威に対応するため、欧州は防衛力を強化し「戦争経済」モードに移行する必要があると述べた。

欧州の新聞やニュースサイト「ユーラクティブ」に掲載された論説で、欧州は域内の安全保障に責任を持ち、米国などの支援に大きく依存すべきではないと指摘。

「EUがしっかり対応し、ウクライナに十分な支援を提供してロシアを阻止しなければ、次はわれわれの番だ」とし、防衛態勢を整える必要性を強調した。

「平和を望むなら戦争に備えなければならない」と述べた。

ミシェル氏は21日に開くウクライナ支援に関するEU首脳会議の議長を務める。

同氏は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、欧州は軍事生産能力を50%拡大するなど前進を遂げてきたものの、さらなる取り組みが必要だと指摘した。

EUの資金やロシアの凍結資産から得られる利益を活用して武器を購入し、ウクライナのニーズを確実に満たすよう各国に促した。

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