英国、EU離脱協議開始 担当相「建設的かつ前向きに」交渉

ロイター / 2017年6月20日 6時25分

 6月19日、英国と欧州連合(EU)の交渉団が、同国の離脱を巡る協議を開始した。写真は英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相。(2017年 ロイター/Francois Lenoir)

[ブリュッセル 19日 ロイター] - 英国と欧州連合(EU)の交渉団が19日、同国の離脱を巡る協議を開始した。双方は過程における不明点を早急に解決することが必要だとし、建設的な態度が双方にとって良い結果につながることを強調した。

EU側の交渉担当者を務めるミシェル・バルニエ氏(フランス元外相)は会見に臨み、英国の国民投票から約1年を経て始まった離脱協議で交渉スケジュールを確立したいと主張。「まずは、英国のEU離脱(ブレグジット)に端を発する不透明感を解決しなくてはならない。これは住民だけでなく、EU政策により恩恵を受ける人や、アイルランドなどの国境への影響のためだ」と述べた。

同氏はさらに「本日、優先順位とタイムテーブルを決定し、交渉を建設的に開始することを今週後半に欧州委員会へ報告できるよう望んでいる」と話した。

また「時間は限られている」としながらも、秩序だった離脱がEUと英国双方にとり重要で、双方にとり公平な合意は可能との見方を示した。

英国のデービスEU離脱担当相は、同国政府はEUとの深く特別な関係を求めていると主張。「われわれを分断するものより結びつけるものの方が多い。交渉では疑いようもなく、難しい時間が予想されるが、すべての住民に最善をもたらす取り決めができるよう力を尽くす」と述べた。そして「そのために、交渉は前向きで建設的な基調で始める」とした。

声明によると、10月までの交渉は市民権、金融決済および他の離脱に関する事項に集中して実施。アイルランド問題を巡る交渉は別途行う。

今後の協議については、7月17日、8月28日、9月18日、10月9日に始まる週に実施するすることで合意した。

バルニエ氏は来年10月までに合意できるとの見方を表明。ただ合意が得られなかったとしても英国は2019年3月30日にEUから離脱する。

*情報を追加しました。

ロイター

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