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ドル110円付近、株高で1週間ぶり高値

ロイター / 2020年2月19日 15時37分

 2月19日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の110円ちょうど付近。写真は2017年6月撮影(2020年 ロイター/THOMAS WHITE)

[東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の110円ちょうど付近。アジア株が切り返したことを受けて、円が小幅に下落。一時110.11円と1週間ぶり高値をつけた。

この日の中国株は小幅安で始まり、その後じり高。109円後半を推移していたドルも、午前10時過ぎから上値を切り上げて、12日以来の高値をつけた。市場では、新型コロナウイルス感染者数の増加ペースが鈍ってきたこと、中国で企業支援策が打ち出されたことなどを背景として指摘する声が出ていた。

前日海外で2年10カ月ぶり安値をつけたユーロは、引き続き1.07ドル後半で上値の重い展開。前日はドイツ欧州経済センター(ZEW)の2月景気期待指数が低下したことが売り手掛かりとされたが「キャリートレードの調達通貨となっていることもユーロを押し下げている。市場のリスク心理の明暗による影響が円やスイスフランより小さく、使い勝手が良い」(外銀)という。

通貨オプション市場でも、ユーロのプットオプションが人気だ。コールオプションとの格差を示すリスクリバーサルは、1カ月物のユーロ/ドルで昨年来のユーロプット高に迫る水準へ接近。一段のユーロ安に備える参加者が急増していることを示している。

金相場の上昇も話題となった。4月物は1オンス=1604ドル台と13年3月末以来6年11カ月ぶり高値をつけた。新型肺炎の感染拡大で市場のリスク回避ムードが強まる中、逆相関となることの多いドルと金が、同時に上昇しているため。

市場では、新型肺炎の影響で世界経済が下押しされる結果、各国の中央銀行が一段とハト派に傾斜するとの見方が広がっていることが金の需要を高めており「リスク回避のドル買いと、金融緩和見込みの金買いが両立している」(金融アナリスト)との指摘が出ていた。

ドル/円   ユーロ/ドル   ユーロ/円

午後3時現在 110.03/05 1.0793/97 118.79/83

午前9時現在 109.91/93 1.0793/97 118.64/68

NY午後5時 109.86/89 1.0791/93 118.55/59

(為替マーケットチーム)

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