日経平均は5日ぶり反発、円安を好感 自律反発との見方も
ロイター / 2020年2月19日 16時3分
[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日ぶりに反発した。為替のドル/円が110円台に乗せたことや、アジア株の底堅い動きなどが好感された。ただ、前日に329円安となったこともあり、自律反発との見方もある。
日経平均は反発してスタート。前日大きく下げた半導体関連株や電子部品株が買われ、指数を押し上げた。買い一巡後はしばらくプラス圏で一進一退の動きとなっていたが、前引け前にドルが110.10円台まで上昇したことを横目に強含んだ。後場もさらに上げ幅を拡大し2万3468円56銭の高値を付けた。その後は一巡し、2万3400円70銭で取引を終えた。
中国当局が朝方発表した18日の中国本土における新型肺炎の新たな感染者は1749人で、17日の1886人から減少。1月29日以来の低水準となった。[nL4N2AJ03A]これを好感した香港ハンセン株価指数<.HSI>や上海総合指数<.SSEC>などのアジア株は底堅く推移し、日経平均の後押しとなった。
市場では「米国株式市場ではアップル
TOPIXは8日ぶりの反発。東証33業種では精密機器、ゴム製品、海運業、金属製品などが値上がり率上位に入った。半面、鉄鋼、銀行業、ガラス・土石製品、非鉄金属などは軟調だった。日経平均をTOPIXで割ったNT倍率<.NTIDX>は14倍となり、1992年4月8日以来の高水準となった。「ここ数週間で指数寄与度の高い半導体株やソフトバンクグループが上昇したこととや、海外勢の売りでTOPIXが圧倒的に弱くなっていることが影響している」(東海東京調査センター・チーフ・エクイティマーケット・アナリストの鈴木誠一氏)との指摘があった。
東証1部の騰落数は、値上がり1245銘柄に対し、値下がりが801銘柄、変わらずが114銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 23400.70 +206.90
寄り付き 23329.33
安値/高値 23,234.96─23,468.56
TOPIX<.TOPX>
終値 1671.86 +6.15
寄り付き 1674.38
安値/高値 1,667.91─1,678.02
東証出来高(万株) 113397
東証売買代金(億円) 21108.98
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