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原油先物は大幅反発、各国の景気対策で

ロイター / 2020年3月19日 10時54分

原油先物価格が19日のアジア時間の取引で大幅反発している。新型コロナウイルスによる経済への打撃を和らげるため、各国の打ち出している景気刺激策で安心感が広がり、買いが優勢となっている。写真は2017年5月、中国浙江省の寧波舟山港で撮影(2020年 ロイター)

[東京 19日 ロイター] - 原油先物価格が19日のアジア時間の取引で大幅反発している。新型コロナウイルスによる経済への打撃を和らげるため、各国の打ち出している景気刺激策で安心感が広がり、買いが優勢となっている。

ただ、アナリストは、上昇は短期間に終わる可能性があると慎重な見方を示している。

0028GMT(日本時間午前9時28分)時点で、北海ブレント先物 は2.10ドル(0.8%)高の1バレル=26.98ドル。前日は13%下げた。

米原油先物 は3.44ドル(17%)高の23.81ドル。前日は25%近く下落した。

OANDA(ニューヨーク)のシニア・マーケット・アナリスト、エドワード・モヤ氏は「24%と急落した原油価格は、売られ過ぎが意識され、反発している。欧米も景気支援策に動いている」と説明した。

欧州中央銀行(ECB)は18日夜に開いた緊急会合で、新型コロナウイルスの流行で経済への影響が広がる中、域内の借り入れコスト押し下げに向け、7500億ユーロ(8200億ドル)の緊急債券買い入れプログラムを開始すると決定した。

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