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中国の医療関係者、新型コロナ「最悪期脱した」

ロイター / 2020年3月19日 17時56分

 3月19日、中国で新型コロナウイルスへの対応に当たっている科学者や医療関係者の間で、国内の感染拡大が最悪期を脱したとの見方が広がっている。写真は上海のマスク工場で1月撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

[上海 19日 ロイター] - 中国で新型コロナウイルスへの対応に当たっている科学者や医療関係者の間で、国内の感染拡大が最悪期を脱したとの見方が広がっている。

新型コロナが季節性の疾患になるリスクや、年内にさらに深刻な第2波が起きるリスクについては、否定的な見方が多く、国内の医療関係者は、少なくとも中国国内では、厳しい封じ込め政策により、今後数週間で感染を完全に制御できるとの自信を示している。

海外からの入国者がウイルスを持ち込むリスクには依然、警戒が必要だが、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)のように終息を宣言することは可能だとの声が多い。

北京協和医科大学の感染症担当幹部は「国内で第2波が起きることはそれほど懸念していない」と発言。最終的な判断を下すにはあと1カ月必要だが、現在の予防・管理措置で国内の感染拡大に歯止めをかけられるとの見方を示した。

世界保健機関(WHO)は中国での感染拡大が2月下旬前後にピークに達したと表明。SARSの克服に貢献した医師である鍾南山氏は、他国が必要な措置を講じれは「6月までに終息する可能性がある」と述べている。[nL4N2B53A2]

中国本土では18日に新型コロナの新たな感染者が34人確認されたが、いずれも海外からの入国者だった。流行の中心地である武漢を含む湖北省で昨年終盤にウイルスが広がり始めて以来、国内での感染事例が確認されなかったのは初めてだ。[nL4N2BC18F]

ただ、クイーンズランド大学の分子生物科学研究所のイアン・ヘンダーソン所長は、中国の感染対策は「並外れたもの」だが、海外からの入国者を通じた第2波の感染拡大があるかもしれないとの見方を示している。

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