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米デルタ航空、7月末まで乗客を定員の60%に制限へ=関係筋

ロイター / 2020年5月19日 13時37分

 5月18日、複数の関係筋によると、米デルタ航空<DAL.N>は少なくとも7月末まで各便の乗客数を定員の60%に制限する。写真はミネソタ州 ミネアポリスの空港で2008年10月撮影(2020年 ロイター/Eric Miller)

[16日 ロイター] - 複数の関係筋によると、米デルタ航空 は少なくとも7月末まで各便の乗客数を定員の60%に制限する。

新型コロナウイルス対策の一環。販売する座席を制限し、乗客同士の距離を離す。通常の状況では需要に見合わない水準まで運航便数を増やす。

エド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は先月の投資家向け説明会で、長期的に旅客を増やすには顧客に安心感を与えることが重要だと指摘。顧客は上乗せ料金を払っても安心を買うだろうと述べていた。

関係筋によると、新型コロナの影響が不透明なため、詳細を変更する可能性がある。

同社はファーストクラスの乗客数を定員の50%、エコノミークラスの乗客を定員の60%に制限する方針を表明しているが、公式には期間は6月30日までとしている。[nL4N2D03UY]

同社の広報担当は「(6月30日以降については)何も決まっていないが、状況を注視し、必要に応じて調整する」とコメントした。

国際航空運送協会(IATA)は、乗客を通常の定員の約67%に制限すれば、運賃を大幅に値上げしない限り、採算が取れないと指摘している。

米下院運輸経済基盤委員会のデファジオ委員長(民主党)は先週、国内航空会社に対し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ナローボディー(単通路)機で全乗客の間に少なくとも1席の間隔をあけ、乗客数を収容能力の67%に制限するよう求めた。[nL4N2CX0DM]

米国の主要航空会社は、需要低迷を受けて運航本数を最大90%減らしている。

米航空業界全体では、最近のロードファクター(有償座席利用率)は33%前後。一部の航空会社では40%台に上昇しているが、前年の水準を依然として約90%下回っている。

デルタは今後2-3年は旅客需要が回復しないと予想している。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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