インドネシア中銀、予想外に金利据え置き 総裁「十分な流動性確保」
ロイター / 2020年5月19日 18時50分
[ジャカルタ 19日 ロイター] - インドネシア中央銀行は19日、利下げを見込んでいた大方の市場予想に反して主要政策金利を据え置いた。現在の水準が市場安定の確保に向けた取り組みに沿うものだと説明。ただ、依然として利下げ余地はあるとした。
中銀は主要政策金利の7日物リバースレポ金利
中銀は翌日物預金ファシリティー金利(FASBI)
中銀は今年に入って2回の利下げを実施。昨年も4回の利下げを実施している。
ペリー・ワルジヨ総裁は記者会見で「今回の決定は、外国為替市場の安定を維持する必要性と、世界の金融市場の先行き不透明感を考慮に入れたものだ」と説明した。
一方で「インフレ率が低水準であるほか、とりわけ2020年は経済成長を支える必要があることから、利下げの余地は依然としてある」とも述べた。
中銀は金融システムに十分な流動性を確実に供給するということと、商業銀行は依然として563兆ルピア(381億7000万ドル)相当の債券を保有しており、レポ取引で中銀に売却できるということが、自身からの重要なメッセージだと強調した。
総裁はまた、2020年の国内総生産(GDP)の伸び率は中銀の当初予想である2.3%を下回る可能性が高いものの、来年には回復すると予想した。
キャピタル・エコノミクスは、中銀は「早期に方針を転換する必要があり」、極めて厳しい経済見通しを背景に利下げを再開するとの見方を示した。ただ、ルピア相場の動向が中銀の金融緩和のペースと時期を左右する可能性があるとも指摘した。
*内容を追加しました。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1昨年度の郵便事業896億円の営業赤字、前年度の4倍超…封書やはがき減収・集配や運送委託費増
読売新聞 / 2024年7月25日 18時13分
-
2日経平均は7日続落し1200円超安、今年最大の下げ 米株安・円高進行で
ロイター / 2024年7月25日 15時38分
-
3RIZIN「手越祐也の国歌独唱を批判」は失礼なのか 手越が辞退し、選手に批判が集まっているが…
東洋経済オンライン / 2024年7月24日 19時30分
-
4だからファミリー客が次々と来店している…快進撃を続ける「丸源ラーメン」と競合チェーンの決定的違い
プレジデントオンライン / 2024年7月25日 10時15分
-
5自動車や鉄鋼、中国事業を縮小 日本企業、販売低迷で転換へ
共同通信 / 2024年7月25日 19時4分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)