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リッチモンド連銀総裁、活動再開の経済的意味を「手探り」で分析中

ロイター / 2020年5月20日 8時18分

 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、外出制限の一部解除を受けた地元企業の調査で、小売業者から客足が戻ったと評価する声があったと明らかにした。ただ、活動再開の経済的な意味を分析するのは時期尚早で「誰もがやや手探り」の状態だと語った。写真は12日、ボストンで撮影(2020年 ロイター/Brian Snyder)

[ワシントン 19日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁はロイターのインタビューで、外出制限の一部解除を受けた地元企業の調査で、小売業者から客足が戻ったと評価する声があったと明らかにした。ただ、活動再開の経済的な意味を分析するのは時期尚早で「誰もがやや手探り」の状態だと語った。

この調査によると、ショッピングモールの経営者は客足が感謝祭明けのセールイベントである「ブラックフライデー」の水準まで回復したと回答し、ディスカウントストアからは「基本的に戻った」との声が出たという。一方、米南部バージニア州の州都リッチモンドや同州北部では商業活動が依然、厳しく制限されている。

バーキン氏は、経済活動再開に関する経済および新型コロナウイルス流行への影響について「現段階で確定的に言えることは何もなく、状況を把握するのに数カ月かかる可能性もある」と指摘した。

リッチモンド地区連銀の管轄区域では、早くから活動を再開したサウスカロライナ州や厳格な制限をなお実施している米首都ワシントンなど、地域によって対応が異なっている。小売店の客足が2019年の水準近くまで戻った地域もあれば、落ち込んだままの所もある。

バーキン氏によると、商業活動は小規模な町で比較的早期に回復する傾向を示している。その理由として、人口密度が高い都市などでは感染への懸念が強いことや、大都市の労働者に占める割合が比較的大きいホワイトカラーが、外出するのが安全と確信するまで在宅勤務と支出抑制を続ける可能性を挙げた。

小規模な町ではコロナ流行下でも操業を続けた工場がある所もあり、そのような地域に比べて大都市の活動が元に戻るのは遅れるかもしれないとした。

「大きめの都市に比べて小さめの町では、商業活動の再開について非常に異なる傾向が示された」と語った。

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